プロジェクト通信
棚田では田植えに向けて田んぼの準備をしています。
こんにちは、米づくりスタッフの高橋です。
こちら豊島では一昨日は一日中雨で、週間天気予報を
見ていても雨マークが多くなり、いよいよ梅雨本番ですね。
梅雨の風物詩、あじさいの花が咲き始めていました。

直島は一足先に田植えが終了し、豊島の棚田でも、
田植えに向けて田んぼの準備を本格的に始めています。
棚田においては、水を田んぼに入れる為に、水をしっかりと
溜められるように独特の手法があります。田んぼの畦際から
土に水がしみ込んで水が抜けていかないように、畦切りという
作業をまず行います。これは水を入れながらでも、そのままでも
どちらでも良いそうです。
まず下の写真にあるように畦際の土をカナンガという鍬を
使って、削っていきます。
土の表面がまっすぐになるようにやっていきます。

そして、次に水を入れて耕起と呼ばれる土を起こして、
土を砕き、かき混ぜてトロトロにする作業を行います。
田んぼの水量を調節しながら、深すぎもせず、浅すぎもせず、
丁度よい具合に水をはった状態で起こした
土が少し固くなるまで一日ほどおいておきます。
そして次に、畦際を泥で固める畦付けという作業を行います。
畦付け作業は2回行います。まずは下畦付けという作業で、
畦切りをした時の泥になった土を、ジョレン(ハウチ)を使って、
1、5メートルほど向こうから手前に寄せてきます。
土を畦際まで持ってきたら、水面から泥が少し出るぐらいに
しておきます。そしてその泥を縦長に伸ばしておいておきます。

また一日か二日ほど土が少し固くなるまでおいておき、
ある程度の固さになれば次は本畦付けといって畦際を
びっしりと泥で固めて滑らかにならして水を漏らさないように
する作業を行います。本畦付けをする前に、水面に竹笹の根や、
雑草などの細かいゴミが浮いていましたので、これを熊手を使って
すくって取り除いていきます。ゴミが下畦についていたり、畦際に
溜まっていてその上かに泥を載せると、泥が乾いた時にゴミの
ところからひび割れが出来てきて、そこから水が滲みて水が
漏れてしまうので、丁寧にゴミを取ってやることが重要です。


ゴミを取り除き、本畦付け作業をしてから次は代掻きといって、
起こした田んぼを平にしていく作業を行い、それが終わり、
稲が十分な丈に成長すれば、いよいよ田植えが出来ます。
田んぼの準備等は地道でしんどい作業ですが、一つ一つの
作業の工程をいかに丁寧にするか、この作業にはどういう意味が
あるのかを考えながらやるのは楽しいです。
棚田はまさに先人の知恵と技術が伝承され、
耕作されてきたのだなあと感心しっぱなしです。
これからもまさに職人芸かのような棚田での耕作技術を
学んでいきたいものです。
本日本畔付け作業が出来ましたので、明日は代掻きをします。
それではまた!

