プロジェクト通信

May
13

直島では今「田植え」に向けての準備を進めています。

こんにちは、コメづくりスタッフの松本です。


日中暖かくなりましたね。初夏の気候を感じるのも一瞬で、最近は
雨も多くなり、梅雨の到来を予感させます。そんな気候のなか、
5月7日、梅雨本番6月の田植えに向けての準備「育苗」を
始めました。
私たちが植えている稲はヒノヒカリという品種で、また、私たちの
育苗の方法だと、種まきから田植えまでの育苗期間は1ヶ月必要と
なります。今回、育苗の一ヶ月間、またその方法をご紹介します。


まず、籾種の消毒。毎年籾種は田んぼの面積に合わせた量を直島の
農協で注文し、籾まき当日まで消毒の作業を行います。今年は
5月の7日から籾まきという事で、その3日前、5月の4日から
籾種の消毒作業を行う段取りとなりました。
まず、最初の1日は籾種を布の袋に入れ(この袋は西岡さん特製の
もの)、それをベンレートとスミチオンという薬剤を水に薄めたもの
に丸1日浸けます。

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ベンレートは幅広い適用を持った殺虫剤で、いもち病やばか苗病に
効果があり、他にはみかんやリンゴなどの果樹にも効果を
持ちます。1日つけた後、水に浸け変え2日間置きます。途中、
狸にひっくり返されそうになり、鳴き声を聞きつけた私が夜中、
懐中電灯片手に狸と格闘するという珍事件もありましたが、
なんとかその場はおさまり浸水作業は順調に進みました。
籾蒔き当日、充分に水分を含んだ籾種をザルにあげます。ザルを
ふり、水を切り籾種の準備は万端です。育苗に使う道具ですが、
田んぼに直接植える所あり、苗自体を注文する所あり、簡易的な
ビニールハウスで育てる所ありと本当に様々な方法があるので、
一概に道具を特定する事はできないのですが、私たちは籾種を
注文し育苗箱で育てるという方法をとっており、その為に必要な
道具は、育苗箱と培土、そして籾種です。

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まず、育苗箱にカルネッコシートを敷きます。カルネッコ
シートはその名の通り、「根を刈る。」為のシートで、苗が充分に
育ち、根が張ってくると、育苗箱を貫通し、田植えの時に
育苗箱から取り外せない自体になります。それを防ぐ為の
カルネッコシート、シートにはおそらくカルネッコちゃんで
あろうキャラクターが印刷され、丈夫なシートは根の貫通を防ぐ
のです。

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カルネッコシートを敷いた後に培土を均等に敷き詰めます。
専用の木枠があり、それを引く事により余分な培土を落とし
土をならします。

次は、籾まき、去年同様西岡さんの協力のもと、ほろほろと
ほろほろした気持ちで籾をまいていきます。充分に撒き
終わったら、籾が隠れるぐらい培土を上から被せ、完成です。

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ここで一段落、コーヒーと芋の差し入れを頂き、元気いっぱい、
今度は育苗箱を土の上に並べていきます。2列ずつまっすぐに
並べ、並べ終わると、シャワーでたくさん水を撒きます。

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その後、ラブシートと呼ばれる小さな空気穴がたくさん開いた、
シートと、マルチミラーと呼ばれる完全遮光シートを被せます。
それら2枚は苗がある程度まで成長するまで剥がしては
いけない、弱い苗を守る為のシートでたわみができないよう
慎重に被せます。

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風で飛ばないように、土を被せ、狸、鳥よけの網を被せて、
籾種撒きは終了です。


その後2~3週間、そのままの状態で放置します。ただ油断は
禁物。雨が降ると、マルチミラーに水が溜まり、籾種に余計な
加重がかかりせっかく芽を出そうとしている籾種が育ちません。
そんな時は休みだろうと何だろうと、かわいい苗のために水を
ほうきで払います。これも重要な仕事、早く育たないかと、
期待も膨らみます。


それではまた。とはいきません。


6月12日、コメの体験「田植え」を開催いたします。
詳しくは、一つ前の記事をご覧下さい。私たちコメづくり
スタッフも「田植え」に向けて着々と準備を進めています。
楽しんでいただけるイベントを目指して、お楽しみに。


それではまた!

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