プロジェクト通信
豊島の棚田では田植えに向けて水路清掃を行いました。
こんにちは!食プロジェクトの高橋です。
4月24日(土)に豊島唐櫃地区棚田において田植に向けた水路の清掃を
行いました。棚田保存会さん17名、こえび隊の方々9名、財団スタッフ
18名、県職員の方3名の総勢47名での協働作業となりました。
有難いことに天気も良く棚田の風景が一段と美しく、集まった皆さんも
やる気満々で楽しそうな様子でした。



水路清掃は棚田保存会さんにとっては毎年の恒例行事だそうで、
昨年も財団スタッフ6名が参加していました。
今年は昨年に比べると参加人数も増え、棚田も様変わりしており、
プロジェクトは前進しているのだなと改めて実感しました。
最初に全体集合し、棚田保存会会長の曽我さんより
挨拶と作業内容の説明がありました。

注意事項等の説明の後、一人一つずつ道具を持ちそれぞれ担当場所に
向いました。棚田保存会さんと財団スタッフ数名が草刈機を使って、
道端や水路沿いの草を刈っていき、そのあとを水路に落ちた草を
フォークで拾い上げて一輪車に積み運んだり、草刈機で刈るのに難しい
岩間等の草をカマで刈っていったり、熊手を使って草をかき集めたり、
竹ぼうきで草を掃いたりなどしていきました。さすが、棚田保存会さんは
草刈機の扱いが上手く丁寧に素早く刈っていかれていました。

財団スタッフやこえび隊の方々も、中々ハードな作業でしたが、
汗びっしょりになりながら一生懸命に且つ楽しそうに作業に
励んでいた様子が印象的でした。




作業は朝の8時半から途中休憩を挟み、12時までありました。
作業も予想以上にはかどり、なんとか時間内に終わらせることが
出来て、最終的には水を流し、すっかり綺麗になった様子でした。


私達は農作業については素人ですが、素人でも玄人にアドバイスを
貰いながら、みんなで力を合わせて一生懸命やれば大きな力となる
ことが分かりました。何よりも一人でやるより大勢でやる方が
しんどい作業でも声掛け合ったりすることで楽しくなり、達成感や
やりがいも分かち合うことでより大きく感じることがで
きるのではないかと思いました。
作業が終わり昼食は唐櫃地区のお母さん方手作りのキーマカレーを
頂きました。キーマカレーの具材は合挽き肉と玉葱、ナス、ピーマン、
にんじん、トマト、セロリ、しょうが、にんにくと野菜がいっぱい
でした。そしてお米は豊島産です。スパイスが効いて少し辛めで、
作業に励んだ後でお腹が減っていたのもあり食がすすみました。
中には2杯3杯とおかわりをする人もいたようです。
お母さん方は朝から準備をして下さり、お話を聞くと「野菜を細かく
刻むのに時間がかかった」との事。手間暇かけて愛情込めて作られた
カレーは本当に美味しく感じられました。
また、唐櫃の浜の方からもスカンポ(イタドリ)の煮たものを
差し入れして頂き、初めて食べたという人もいて、感激していました。
食事後には、お母様方とスタッフの会話も盛り上がっていた様子で、
良い交流の場になったと思います。


参加してくれた財団スタッフの感想として、
「棚田から眺める瀬戸内海の景色に癒されながらの作業で、
休憩で飲んだポカリスウェットの味は忘れません。
自然の中で身体を動かすと全身から呼吸している感覚が
覚醒されるようでとても良い気持ちになりました。
お昼は豊島の野菜が沢山つまったとても美味しいカレーでした。」
「作業の合間に『スカンポ』を生で食べさせて貰ったり、
自然光をたっぷり浴び、リフレッシュした週末でした。」
「豊島、初上陸。降り立った瞬間に豊島の素晴らしさに、
ひととき我を忘れてしまった。山も海も素晴らしく、
そして何より棚田の美しさに見とれた。今までにない
多人数の作業で、刺激と安堵感とともに、
人と地と自然と交りあう喜びがあった。」
「美術館なども楽しみではありますが、何より景色に感激です。
気持よくお手伝いをさせて頂きました。豊島の方がいきいきと、
自分はこういうことをやってみたいと語っている姿にもぐぐっと
心が動きました。」
こえび隊の方からは、「地元の人や財団のみなさんと一緒に活動が
できてすごく楽しんでいました。」
「広い海と田んぼをみながら、すごく楽しんでいました。
最後にはみなさんでカレーを食べて、良い交流の場になったと
実感しました。今回のような場がとても大切なつながりができたり、
お互いを知り合えたりするので、これからもどんどん一緒に色々と
できればなと思います。」
などの声を頂きました。
島の方からは「作業がようはかどった、手伝ってくれてありがとう」
とのお言葉も頂きました。
個人的には一緒に作業して、声を掛け合って、「同じ釜の飯を食う」
という諺があるように、美味しいものを一緒に食べることで、少しずつ
お互いを知り、理解し合う事に繋がっていくのではないかと思います。
世代の違い、男女の違い、生まれ育った地域の違い様々な違いを
超えて交流することで、より創造的な発想が生まれたり、知らないことを
知れたり、学びや気づきがあったりするのではないでしょうか。
課題はたくさんあるかとは思いますが、
「人の集まる棚田、人と自然と触れ合いつながる棚田」
そんな風な場を作っていければなあとふと思いました。
それではまた!


