プロジェクト通信

Mar
24

ナツミカンの剪定を行いました。

こんにちは、コメづくりスタッフの松本です。


もう3月も後半、ほとんどの柑橘系の食べごろも終わりを迎え、一月に
収穫したハッサクもとどめの一発とばかりに納屋の中で、甘い、良い
香りを漂わせています。ただ油断するとここぞとばかりにカビが生え、
時たまもっさりとカビが生えた緑色のハッサクが発見されて、心臓が
止まりそうになります。そんな時は冷静に、他のハッサクにカビが移ら
ないよう取り除きます。果物も生き物、腐ったり、病気になったり、その
シグナルにいち早く気がつく勘も必要になるのだと感じました。


さて、先週はナツミカンの剪定を行いました。ナツミカンの収穫の
適期は4月の上旬とされ、木や実はハッサクのそれと酷似しており、
ただ果皮が少し黄色い、でこぼこしている、味がナツミカンの方が少し
酸っぱいなどの違いがあるものの、遠目で見てもその違いにすぐに
気がつく事ができないほど、そっくりな外見をしています。

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また、直島にはナツミカンの木を育てている人が多く、お庭に大きな
実を付けた木をよく見かけます。それだけにライバルと言っていいか
どうか分かりませんが、競争相手が多く、なかなか油断ならない
ナツミカンの栽培なのです。私たちが育てているナツミカンの木は、
積浦田園の南側、通称「みかん畑」、うっそうと茂った林の奥にあり
ます。目印は桃の木で、最近は続々とつぼみが花開き、文字通り
目印にふさわしい薄いピンクのかわいい花を咲かせた姿を
のぞかせています。みかん畑の木はなかなか立派なものが多く、
ただそれだけに伸びに伸びた枝が込み合い、

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故に害虫の被害にあう事が予想され、少し時期外れですが剪定の
作業を行う事にしました。新しくコメづくりスタッフとなったアンヌ
さん、前職での選定作業の経験から手早く、いらない枝といる枝を
見分けていきます。あっというまに見るからに風通しが良く、すっきり
とした外観になりました。

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今回は大きく形の良い果実を残し、その他を落とし、栄養を凝縮させる
摘果という作業も同時に行いました。一日作業をし、気がついたのは、
手に触れる果実の質感、重み、木という自分の背丈を越え、体重を
預けてもビクともしないものと関わること。同じ植物である米とは、
人間を媒介にするとまったく別物になるということで、当然のことなの
ですが、一年単位では美味しい農作物を作ること、ただそれは一秒
単位での触れて、踏みしめることの無限の積み重ねであること。
だから、私たちは今年穫れるナツミカン、来年穫れるナツミカン、
触れて、踏みしめて、確かめて、年々おいしくなることを努力します。


ではまた。

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