プロジェクト通信
春の気配と共に田んぼの準備を始めました。
こんにちは、コメづくりスタッフの松本です。
まだまだ気温も思うように上がらず、膨らみ始めたつぼみも開くか
開かないか、爆発には至らず春はもうすぐといった感じでしょうか。
我々コメスタッフは今、そんな植物達を尻目に、バタバタと新しい
田んぼ、さらには畑の為に駆け回っています。
そんな忙しいスタートを迎えた積浦田園で、新しく田んぼにしようと
考えている土地の地主さんが除草の為敷き詰めたゴムを、土から
はがす作業を行いました。じょれんや根掘りを利用して引っ掛けて、

引っ張り上げ、

丸めて端に集めていきます。


ゴムがしかれてからずいぶん経つのでしょう、雑草が上からかぶさり、
根が絡み付き、おまけに前日まで降り続いた雨で地面はぐしょぐしょ、
ゴム自体も分厚く大きく重く、なかなか思うように作業は進みません。
途中、この土地の地主さんから激励の差し入れを頂き、このゴムを
しくことになったいきさつや、その頃の話を聞くことができました。少し
なつかしそうに話される様子を見て、ゴムを剥がすという単純な作業
ですが、ゴムがしかれ、草がかぶさり、根が絡まり、その間にも別な
時間が確かにあったということを知りました。
今年、5、2反から8、8反へ大幅に拡張する田んぼ。一つ一つの
田んぼはすべて違う地主さんが所有するもので、今月から始める
田起こしを前に彼らと貸し借りの契約を交わしました。地主さん
それぞれの記憶や思いが隅から隅まで詰まった土地、一人一人の
お宅を訪問するうちにその欠片が見え隠れし、それぞれやむ
終えない事情で休耕田にしてしまった田んぼを自分たちが再生させる
責任の重さを感じます。世代も出身も違う我々が、地主さんの思いを
汲みつつ、その違いを利用して新しい提案ができればと、ほんのりと
この先の道が見えた気がしました。
ではまた。


