プロジェクト通信
豊島で野焼きの準備をしました。
こんにちは。コメづくりスタッフの松本です。
まだまだ寒い1月、しかし外にいて感じる事は日が
徐々に長くなっていっていること、少しずつ春へと
近づいているのだなと、豊島の春の姿を想像してみます。
今月も豊島では棚田保存会により開墾作業が
続けられており、私も直島の作業も一段落という事で、
その開墾作業に加わることとなりました。
今月の主な作業は「野焼き」。
野焼きといってもただ刈った草に火を点ければ
いいというわけではなく、過度に燃え広がらないように
風向きや、その日の湿度など、天候に気を使いつつ
作業が進められます。
また、火を点ける前の準備も重要で、隣に森が広がって
いる場合は散らばった草をかき集め、遠ざけ、火が
燃え移るのを防ぐのです。
豊島の方言でたかぶろと呼ばれる笹竹がみっしりと
積み上がった一山をフォークで持ち上げ、どんどん抛り投げて
集めていきます。

だんだんと棚田の輪郭が見えてきて、古い水路を発見したり、
田んぼがまだ実際に使われていた頃の納屋があったりと、
遺跡を発掘するかのような楽しみを見いだす事ができました。

ただ、荒れ放題だった田んぼにはゴミ捨て場のように
なっているところもあり、自分の土地に何をしようと勝手だと、
ましてや荒れているのだしと感じてしまう所があるの
でしょうが、開墾後そこに作物を植えることを考えると
あまり気分のいいものではありません。
島内にゴミ処理施設が無いが故にそれを良しとしてきた
歴史を見せつけられたような気がしました。
ただこれは良し悪しではなく、場所場所の意識の違いであって、
棚田が変わっていく事によって、ゴミを捨てる人の意識も
変わってくれることを期待します。
また、それが我々のような島外の人間が豊島に関わる事の
一番の副産物になり得るだろうと、
そうでなければならないとも感じました。

それではまた。

