プロジェクト通信
収穫も終盤に近づいて参りました。
こんにちはコメづくりスタッフの廣田です。
今月の初めからバインダーという刈り機と連日格闘していた松本君でしたが、ついに最後の田の稲を刈り終えました。


作業も終盤を迎えますが、機械で結えていないものは藁で結わえ、運び、脱穀、乾燥、もみすり、精米までにはまだまだ時間がかかります。連日のように菊田さん、西岡さん、中林さん、山口さん、土井さん、大山一郎さんと、島の方々が手伝いに来て下さり、心強く、機械を入れて作業効率をはかる案もありますが、工程が多く、人手が要るために分かち合える労働を体感しています。
脱穀を終えると藁がたまって来ます。コメづくりをする上で藁は大量に出る副産物であり、これをいかに利用するかが生活そのものであったと思います。住宅、衣類、藁製品、燃料、肥料、飼料など日常的に目にする機会はなくなって来ましたが、現在はコメの入手より藁の入手の方が難しく、我々が使う必要分を除き、たまってきた藁は近所の農家さんに差し上げています。作物の保存や、畑づくりのために使われるようです。

さて、秋は少しずつ深まってきました。収穫傍ら見わたすと積浦田園周辺ではススキの傍ら、セイタカアワダチソウが濃黄色の花をつけています。セイタカアワダチソウはアレロパシーといわれる他の植物の成長を制御する働きを持ち、群生付近ではその他の植物が育ち難いという特性があります。木のように強い茎を持ち、普段は草刈り機で刈るのが重労働でなかなかの厄介者なのですが、知らずしらずのうち咲いていた濃黄色の花はなかなかの美しさです。
輸入物資についていた種子が元となって各地に広がった話や養蜂家が密源植物として育てようとした話もありますが、はじめには明治時代末期に観賞用として輸入されていたそうです。これは菊の仲間で、食用にする事が出来るという話を聞いたので、早速食べてみるとちょうど春菊のような香りです。春菊も元は鑑賞用として輸入されたようで、新潟、東北、北陸などでは「かきのもと」などの菊が食べられている事から、見ること、育てる(つくる)こと、食べることは一体となっているような何か因果めいた物を感じました。季節のものを口にするってなかなかいいものです。

今月末には収穫祭が控えています。見たり、モノづくりにふれたり、食べたり、たくさんの秋に触れる企画も進行中ですので、皆様も是非おこし下さい。それではまた。

